施設は20階以上ある、タワーマンションです。移動の際には、エレベーターは必須です。
介護業界14年目の派遣介護福祉士です。
2007年に介護業界へ身を投じ、早や14年目を迎えました。(派遣歴12年)
派遣社員の特性もあり、経験した施設数は「13」になります。
高層階ビル / エレベーターが停止した
午後から家事援助(生活援助)の3連続。5階→4階→13階と、各家庭で15分づつ行います。
「住宅型有料老人ホーム」経験者ならお分かりだと思いますが、家事の代行(生活援助)を行います。伝票を切って印鑑を頂いて、業務完了となります。
大抵の業務は掃除です。
5階での家事援助
5階で生活援助中に、「東北地方で地震が発生したので、エレベーターを停止します」との館内アナウンス。
「何で?東北の地震でエレベーター止めるんだろう」
ここで問題発生。家主がどこかへ行ってしまい、印鑑がもらえません
「どこ、行ったの?」
4階での家事援助
4階まで階段で下って、家事援助開始。
円滑に終了して、一旦2階のスタッフルームへ戻りました。
なんと!津波で家が流されていく映像
13階での家事援助
エレベーターが停止状態なので、仕方なく13階まで階段を登りました。
動きっぱなしで、ヘロヘロ
8階に辿りついた時に、13階の家事援助を予定している方がおられました。
これはラッキー
「今から13階まで行きますけど、どうしましょ」と尋ねると、一言。
「主人がいるのでお願いします」
ガクッ
「こんな状態だから、日を改めて下さい」とはゆきませんでした。
甘かったです
東北での地震でしたが、余震で13階は揺れ続いており、掛け軸が振り子のように揺らいでました。高層階は揺れが大きいものです。
高層階の不安
高齢者が高層階で暮らすのは、不安があります。
当時40代の男性でもかなり体力が必要で、高齢者への体力負担は相当なものです。
もし火事や地震で避難の必要があった場合、どうやって避難するのか不安大きいものです。はしご車は届かないし、ケアスタッフの介助も期待できません。
年を重ねるほど、低層階の方が良いと感じた地震体験でした。