派遣介護福祉士の資料 - 施設選びと認知症対策

「両親の介護施設」「介護業界への転職」、介護現場の体験談を元にポイントを紹介します

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【無料は不公平? / 体験談】住宅型有料老人ホーム / サービス費用調整と看護サービス file.46

「住宅型有料老人ホーム」の入所を検討する場合、覚悟しておきたいのは「価格の上昇」です。

 

「住宅型有料老人ホーム」は「介護付き有料老人ホーム」よりも、値段設定が低くなっていますが、介護サービスを利用する回数に比例してゆく特徴があります。

 

親の介護を受ける回数が増えるにつれて、費用が増加し続けることになり、どこまで費用が増えるのか予測しづらいのは、ご家族にとっては不安材料でしょう。

 

介護業界14年目の派遣介護福祉士です。

「両親の介護施設を探したいけど・・」、そんな不安の解消に役立てられるように、13年以上の介護現場での体験を綴っています。


2007年に介護業界へ身を投じ、早や14年目を迎えました。(派遣歴12年)
派遣社員の特性もあり、経験した施設数は「13」になります。

 

住宅型有料老人ホームの訪問看護サービスも考慮 / 介護保険の上限を超えると全額自己負担

 

住宅型有料老人ホーム」では、介護保険の上限を超えると、超過分が介護保険外での全額自己負担になり、注意しなければなりません。

 

「介護付き有料老人ホーム」よりも、費用が高くなる可能性がある理由のひとつです。

 

私が勤務していた施設で、超過分の「全額自己負担」を避けていたケースがありました。

 

住宅型有料老人ホーム」での経験談を綴りますので、参考として読んでいただければと思います。

 

興味がある方は読み続けてみてください。

 

 

住宅型有料老人ホームは、利用者の状況に応じて、必要な介護サービスのみを選択して受けられる施設です。


外部介護事業所と契約し、契約事業所の介護サービスと施設の基本サービス(食事など)とを併用しながら、施設内で過ごすことになります。

 

「住宅型有料老人ホーム」は介護度が高くなると、利用額が高額になることがあるのが特徴とされています。

  

住宅型有料老人ホームの費用 / 自己負担で高額に

介護サービスを利用した分に応じて支払うため、

費用は介護度」と「サービスの利用回数」に左右されます。


介護度が高くなり、介護サービスの利用回数が増えると、「介護付き有料老人ホーム」よりも高額になるわけです。

 

介護サービスの利用回数が増えすぎて、介護保険の上限を超える全額自己負担となってしまい、事前の覚悟が必要です。

 

住宅型有料老人ホームの有料サービス / 介護サービスって何がある?

住宅型有料老人ホームで受ける有料サービスには、どんな介護サービスがあるのでしょうか?


基本的な有料の介護サービスとして、以下の介護サービスが挙げられます。

 

・モーニングケア(衣服更衣・排泄介助・口腔ケア・塗薬)
・ナイトケア(パジャマ更衣・排泄介助・口腔ケア・眠前服薬)
・入浴介助
・居室清掃(トイレ掃除・シーツ交換)
・他

 

上で挙げた基本介護サービスに追加する形で、各入居者の状況に合わせた介護サービスが付加されてゆきます。

 


状況に合わせて付加される有料の介護サービスを挙げると

 

・リハビリ
・買い物同行(散歩)
・歯科通院
・足湯
・居室整理
・塗薬・服薬
・他

 

「住宅型有料老人ホーム」あるある / 不要な介護サービス

有料老人ホームの経営は、介護報酬によるところが大きいので、可能な限り介護保険の上限まで達するよう、施設は介護サービスを薦めてくるはずです。


付加されてゆく介護サービスを、受けるか否かは、ご家族の裁量によります。


介護保険の上限まで利用するとなると、「住宅型有料老人ホーム」に入居するメリットがなくなります。

 

 

不要な介護サービスは、はっきり断るべきです!

 

 

・断ると立場が悪くなるのが心配

・受ける介護がいい加減になるのでは?

 

 

 

そんな不安は無用です!!

 

我々現場介護士は、提供介護サービスの交渉過程を知らされる事はほぼありませんし、関心もありません。

 

態度が変わることは100%ありません

 

運営者から売り上げアップを指示されても、介護サービスを増やせない「施設ケアマネジャー」が、悩むだけです。

 

ご両親と実際に関わりをもつのは、現場の介護スタッフです。

 

ご安心ください

 

注意!!見落としがち / 看護サービスの存在

予算を計算する時に、見落としがちなのは訪問看護サービスです。

 

施設内で受けるのは、介護サービスだけではありません。

 

看護サービスにも注視しておかないと、支払額が予算を大きくオーバーする事態に陥ります。

 

介護認定を受けている方は、訪問看護を利用する場合、「介護保険」が優先されます

 

・「介護付き有料老人ホーム」は、基本的な看護費用が利用料込み

「住宅型有料老人ホーム」では、看護費用は別払い

 

他にも看護サービス以外の費用に、診察代(往診)や薬代も忘れてはいけません。

 

経験談 / 有料サービスの無償提供

私が勤務した「住宅型有料老人ホーム」では、高額にならないように、介護サービスの調整もされていました。

 

本来有料での介護サービスとなる身体支援(モーニングケア・ナイトケアなど)を、無料提供することで、入居者の負担を軽減する方法です。

 

実例

糖尿病によるインシュリン注射(朝・昼・夕)を、1日3回必要とする方がおられました。認知症で歩行介助も必要な方でした。

 

インシュリン注射は、本人及びそのご家族しか許可されていません。


介護士ができない医療行為の一つです。

 

 

「住宅型有料老人ホーム」ですから、
外部の訪問看護師(実際は施設内)から、訪問看護サービスを受ける必要があります。

 

1日3回も訪問看護サービスを受けると、インシュリン注射だけで、介護保険の上限に迫ってしまいます。

 

他にも必要な有料介護サービスを全て受けてしまうと、介護保険の上限を大幅に超えることになります。

  

施設側が取った施策

利用額が高額にならないよう、一部有料サービスを無償提供して、

介護保険の上限を超過しないように調整していました。

 

他入居者にも、無償提供のパターンは多かったです。

  

同じ有料サービスなのに利用者によって、

代金を取ったり、取らなかったり

不公平な扱いですが、利用額が高額になって、退居されることを回避したいのも理由でしょう。

 

不公平?それとも優しさ?

不公平と感じるか

優しさと感じるか

は皆さん次第です。

 

私の「住宅型有料老人ホーム」の勤務経験は、たった「2施設」しかありませんので、業界全体として同じ状況なのかは分かりません。

 

あくまで事例として紹介しています。

 

アドバイス / 事前に確認しておきたいこと

 

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「住宅型有料老人ホーム」を選択した場合、

介護保険の上限超過した場合の扱いを確認しておきましょう。

 

「うちは介護保険を超えないように、調整させていただいています」

なんて答えが帰ってきたら、超ラッキーですよね。

 

但し、期待はほどほどに

  

 「住宅型有料老人ホーム」と「介護付き有料老人ホーム」の違いを、下のリンク先でも紹介しています