派遣介護福祉士の資料 - 施設選びと認知症対策

「両親の介護施設」「介護業界への転職」、介護現場の体験談を元にポイントを紹介します

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【介護転職するなら避けるべき? / 疲労と不安との闘い】大規模施設をお薦めしない理由 / 有料老人ホームでの体験談 file.43

大規模施設と言っても、会社の経営規模知名度の高さではありません。
有料老人ホームではありがちな、建物構造の話です。


介護業界14年目の派遣介護福祉士です。
「介護業界で働いてみたいが・・」、そんな不安の解消に役立てられるように、13年以上の介護現場での体験を綴ってゆきます。

2007年に介護業界へ身を投じ、早や14年目を迎えました。(派遣歴12年)
派遣社員の特性もあり、経験した施設数は「13」になります。


・健康型有料老人ホーム 1施設
・介護付き有料老人ホーム 3施設
・住宅型有料老人ホーム 2施設
・24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
・グループホーム 2施設(4ユニット)
・特別養護老人ホーム 1施設
・老人保健施設 1施設
・デイサービス 1施設
・障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
・居宅介護支援事業所 2事業所

以上、10業態13施設を経験しました。

 

働くなら覚悟してください / 大きな建物施設には難点が多い事実


実際に現場介護士として勤務した経験から、初心者には
大規模施設での勤務は、お薦めしません!

 

経験談を紹介してゆきますので、
介護業界で就職・転職する方は、施設選択の際に参考にしてみて下さい。

  

 

大きな建物の「有料老人ホーム」での勤務では、

覚悟が必要です。


「特別養護老人ホーム」「グループホーム」など、ユニット介護に慣れた方は、未知の環境に疲弊することでしょう。

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まとめ / 大きな建物のデメリット

先に結論から述べると、入居者総数が多い、大きな建物施設では、

 

・階段を使った縦移動が多い

・移動距離が長い

・食堂移動に時間がかかる

・全員の名前を早急に覚える必要がある

以上の事を覚悟しておくべきです。

 

それでは実際に現場介護士として勤務した経験から、

極端な例になりますが、2施設での実例を挙げながら、欠点・難点を紹介してゆきます。


大規模施設①

「7階建て」「部屋数140」の「介護付き有料老人ホーム」で勤務した経験があります。

 

平均的な中規模の「介護付き有料老人ホーム」は、「4階建て」「部屋数50~60」程度です。

 

この施設ではフロア制を採用していましたが、階を跨いだ複数のフロアを、介護スタッフ2人で担当していました。

 

私は4~6階の3フロア(約50名)を担当でした。

 

階段移動が必要ですしフロアの横幅も広く、移動範囲が大きくなり、体力を消耗することになります。

 

大きな施設では、「2アップ・3ダウン」の規定を設けている施設が多いです。

・2つ上の階へ上る
・3つ下の階へ下る

以上の縦移動には、「階段をつかいなさい!」と言うことです。
エレベーター使用禁止です。

  

ナースコール対応

「有料老人ホーム」は、特別養護老人ホームと比べると、ナースコールがかなり多くなります。通常介助と並行して、ナースコールで各階を走り回ることになります。


横移動だけでなく、階段を使った縦移動が頻繁になります。

 

完全フロア制を採用している「有料老人ホーム」なら、

縦移動から逃れられます!!

 

 

ナースコールが鳴っても、移動距離が長いので、駆けつけるのに時間がかかります。

一番不安大きいのは、歩行不安定な方が一人でトイレへ向かうことです。

自力歩行してしまい転倒なんて事が起こってしまいます。


ナースコールに間に合わず、
排泄失敗の後始末や、転倒による対応(怪我の確認・ナース報告・事故報告作成)に追われることになります。介護士が一番嫌がるパターンですよね。

 

ナースコールが重なることは頻繁ですし、縦移動にかかる時間は大きいので、どうしてもコール対応に間に合わないことが多かったです。


その分クレームも多く、精神的な負担も大きい!!

 

一番ツライのは縦移動と横移動の繰り返しによる、

体力的な疲労度が著しく激しいことでした。


新人の頃は先輩スタッフが見つからず、確認できないまま業務を続け、失敗するなんてこともよくありました。

 

入浴介助

この施設での入浴担当の配置は、著しく不適切でした。


・1日の入浴者が35名前後
・入浴担当スタッフ3名 
・個浴(有料老人ホームでは当たり前)

 

スタッフ3名で、入居者35名を個浴で入浴させることになります。


個浴の場合、入浴スタッフ1人で、入浴者5~6名が平均的ですし、この人数が適切だと思います。

 

しかしこの施設では、入浴スタッフ1人が担当する人数は12名以上でした。しかも機械浴の方も含まれています。

機械浴の場合、準備も含めて45~60分は確保したいところですよね。

 

休憩なしでの介助の連続は、夏場になると地獄でしょう。


・入浴準備を午前8時前から開始
・入浴の片づけ・記録業務終了が午後7時過ぎ


昼休憩もろくに取らず、11時間も入浴担当を続けなければならない状況でした。


こんな無理な配置で起こっていた歪みとして、スタッフ一人での同時介助が起こっていました。
機械浴も含めて35名の衣類準備入浴介助をするわけですから、同時介助をしてゆかないと、業務が追いつかないんです。

 

スタッフ一人で行っていた、驚いた同時介助

・2階と5階の風呂場で、半介助の方を同時介助
・同じフロアだが異なる入浴室で、リフト浴の同時介助


通常、介護スタッフ2名で、入居者1名をリフト浴のはずです。
ここでは介護スタッフ1名で、入居者2名の同時リフト浴を目撃しました。

 

衝撃でした!!

 

食堂移動(朝・昼・夕)

7階に大食堂があり、入居者全員が食事の度に移動することになります。


居室総数140に対して、エレベーターは2つでした。

扉が開いたエレベーター内は常に満員に近く、乗ることができないことが頻繁に起こります

 

私が勤務していた頃は、まだ入居者は100名超でしたが、全員が食堂への移動完了するのに、約1時間半かかっていました。


12時の昼食開始にも関わらず、11時前から食堂誘導を初めて、完了するのが12:30前ぐらいです。

 

つまり一度の食事に、往復3時間程度がかかり、それを1日に3回も繰り返すことになります。疲労度高いですし、時間の無駄を感じます。

 

食堂への移動介助で、本来あるべき「スタッフと入居者の関わり」が、忙殺されてしまうという事です。移動介助でストレスが膨らみ、退職する介護スタッフも多いものです。


「特別養護老人ホーム」や「グループホーム」の経験者は、移動介助に関して愚痴が多いですよ。ユニット介護に慣れた介護士にとっては、不合理ですし、疲労度大きいですから。


配膳・下膳

食堂移動以上に大変なのが、配膳・下膳です。

 

配膳

100名以上の配膳を行う必要があるので、早急に全員の名前と座席を覚えなければなりません


配膳の際は他スタッフに聞いたり、名前を呼びかけると本人が返事をしてくれるので、間違う可能性は低いです。

 

まだ気分は楽です

 

下膳

しかし下膳はそんな簡単にはゆきません。


無人になった食席に、置き去りにされた食器を下膳しながら、食事量と水分量の記録をしなければなりません。

 

誰にも名前の確認をすることなく、自力でスムーズに処理してゆかないと、下膳は追いつきません。

 

私は100名超の名前・食席を、なんとか1週間で覚えましたが、
皆さんは記憶できますか?

 

入社まもない新人の頃、業務以外に名前・食席を覚えるプレッシャーと戦う必要に迫られます。

 

かなりのストレスです

 

スタッフの定着率

開設1年の新しい施設でしたが、既にオープニングスタッフは全員が退職しており、開設時のスタッフは誰もいませんでした。

 

一番長いスタッフで、入社半年ほどでした。

 

私が入社した最初の2か月だけで、退職者は約15名。

新人3名が入社して、翌日に3名全員が来なくなったこともありました。全員経験者だったので、理由は想像できました。

 

入居者総数が多い施設ほど、定着率は良くありません。

 

新人研修(OJT)

一番困ったのは、先輩スタッフが付きそい指導する、新人研修期間(OJT)がなかったことです。

 

業務表を手渡され、

「経験者でしょ、大丈夫」と言われて、その場で一人立ちになりました。

前述しましたが、建物が大きすぎて先輩スタッフを見つけられず、分からないまま業務遂行するのが、かなり不安でした。

 

退職者が多すぎで、現場に新人を育成する余裕がなかったからでしょう。

 

大規模施設②


「5階建て」「部屋数70」の「住宅型有料老人ホーム」で、勤務した経験があります。

 

居室数は平均的ですが、横幅が50m程もある横長の建物で、
しかもエレベーターと階段が東端にのみ備えられていました。


ナースコール対応

住宅型有料老人ホームでフロア制を採用していませんでした

ナースコール対応できる介護スタッフが一人だけです。

 

ナースコールに対する居室移動には、東端の階段をつかっての縦移動が必要になります。つまり居室間移動のために、建物内をコの字型に移動するわけです。


2階の西端の居室から、4階の西端の居室へ移動するのに、100m程の移動距離があることになります。


ナースコールに対する、100m程の移動距離は容易ではありません。


ナースコール担当の日は、疲労困憊でフラフラだった苦い思いがあります。

 

理想は適度な規模です

  

未経験者への提言

・「介護付き有料老人ホーム」の場合、

フロア制を採用している施設 or

大き過ぎない建物サイズの有料老人ホーム

がお薦めです。

 

・「特別養護老人ホーム」「グループホーム」の場合、

ユニット制度を採用しているので、縦移動や長距離移動はありません。

 

・「老人保健施設」の場合、

フロア制(1フロア固定)を採用しているはずなので、縦移動の繰り返しはないでしょう。多床型の「特別養護老人ホーム」も同様です。

 

・「住宅型有料老人ホーム」の場合、

フロア制の施設はないと思っておきましょう。大き過ぎない建物サイズの施設を選ぶと良いです。

業務に慣れるまでは、ナースコール担当にならないと思いますが、これは人員の充足次第です。

  

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