派遣介護福祉士の資料 - 施設選びと認知症対策

「両親の介護施設」「介護業界への転職」、介護現場の体験談を元にポイントを紹介します

スポンサーリンク

【疲労大? / 危ない転職先】大きな施設をすすめない6つの理由 file.43

初心者も経験者も、転職は不安が大きいですよね?

 

転職する時に気になるのは、「仕事のツラさ」です。

 

・体にかかる負担

・仕事量

 

絶対に外せない労働条件です!

 

しかし、実際に働いてみないと、仕事量なんて分かりません。

 

 

私が13施設で働いてきた経験を元に、

体力的な負担が大きい「有料老人ホーム」を紹介します。 

 

・建物が大きい

・居室総数が多い

 

 

こんな「有料老人ホーム」は要注意!!

 

介護業界で就職・転職する方は、参考にしてみてください。

 

 

どんなことが起きるのか?? 

実例で紹介しています。

 

特に「特別養護老人ホーム」経験は、読んでおくと良いですよ

 


介護業界14年目の派遣介護福祉士です。


「両親の介護施設を探したいけど・・・」、そんな不安の解消に役立てられるように、13年以上の介護現場での体験を綴っています。


2007年に介護業界へ身を投じ、早や14年目を迎えました。(派遣歴12年)
派遣社員の特性もあり、経験した施設数は「13」になります。

 

「有料老人ホーム」では、7つの施設で勤務経験あり。

  

・健康型有料老人ホーム 1施設
・介護付き有料老人ホーム 3施設
・住宅型有料老人ホーム 2施設
・24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
・特別養護老人ホーム 1施設
・老人保健施設 1施設
・グループホーム 2施設(4ユニット)
・デイサービス 1施設
・障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
・居宅介護支援事業所 2事業所

 

以上の10業態(13施設・2事業所)を経験しています。

   

経験者のアドバイス / 危ない転職!大きな建物を避けろ!


実際に現場介護士として勤務した経験から、
大規模な施設での勤務は、お薦めしません!

 

「大規模施設」と言っても、会社の経営規模知名度の高さではありません。


有料老人ホームでありがちな、「建物の大きさ」の話です。

 

気になる方は読み進めてみてください

  

 

大きな建物の「有料老人ホーム」での勤務では、覚悟が必要です。

 


「特別養護老人ホーム」「グループホーム」など、ユニット介護に慣れた方は、未知の環境に疲弊すること間違いありません!!

 

大きな建物のデメリット

入居者総数が多い、大きな建物の「有料老人ホーム」では、

  

・階段を使った縦移動が多い

・移動距離が長い

・食堂移動に時間がかかる

・全員の名前を早急に覚える必要がある

 

 

以上の事を覚悟しておくべきです。

 

 

実際の勤務経験から、2施設での実例を挙げてゆきます。

「大きな建物」の欠点を理解しておきましょう。

 

大規模施設A

「7階建て」「部屋数140」の「介護付き有料老人ホーム」で勤務した経験があります。

 

中規模の「介護付き有料老人ホーム」は、「4階建て」「部屋数50~60」程度。

 

このホームではフロア制を採用していましたが、一人で複数のフロアを担当していました。

 

私は4~6階の3フロア(約50名)を担当でした。

  

・階段移動が必要

・フロアの横幅が広い

 

建物が大きいと、移動範囲も大きくなり、体力消耗が激しくなります。

 

大きなホームでは、「2アップ・3ダウン」の規定を設けている施設が多いです。

 

・2つ上の階へ上る

・3つ下の階へ下る

 

以上の縦移動には、「階段をつかいなさい!」と言うことです。


エレベーター使用禁止です

  

 

どんな時に階段移動があるのか、紹介してゆきます。

 

ナースコール対応

「有料老人ホーム」は、「特別養護老人ホーム」と比べると、ナースコールがかなり多いです

 

通常の業務と並行して、ナースコールで各階を走り回ることになります。


横移動だけでなく、階段を使った縦移動が頻繁です。

 

 

完全フロア制を採用している「有料老人ホーム」なら、

縦移動から逃れられます!!

 

 

ナースコールが鳴っても、移動距離が長いので、到着に時間がかかります。

 

一番不安大きかったのは、歩行不安定な方が、一人でトイレへ向かうことです。

 

自力歩行してしまい転倒が、起こってしまいます

 


ナースコールに間に合わず、
排泄失敗の後始末や、転倒による対応(怪我の確認・ナース報告・事故報告作成)に追われることになります。

 

介護士が一番嫌なパターン!!

 

ナースコールに間に合わないことが多いと、
クレームも多く、精神的な負担も大きい!!

 

 

一番ツライのは「縦移動」と「横移動」の繰り返しによる、

体力的な疲労度が著しく激しいことでした。

 

入浴介助も人数が多すぎると、危険なシーンに出会います

 

入浴介助

このホームでの入浴担当の配置は、著しく不適切でした。

  

・1日の入浴者が35名前後
・入浴担当スタッフ3名 
・個浴(有料老人ホームでは当たり前)

 

 

スタッフ3名で、入居者35名を個浴」で入浴対応していました。

 

個浴の場合、

入浴スタッフ1人で、入浴者5~6名が平均的

 

この人数が適切です!

 

このホームでは、
入浴スタッフ1人で、入浴者12名以上。

しかも、機械浴も含まれています

 

機械浴の場合、準備も含めて45~60分は確保したいところです。

 

 

休憩なしでの介助の連続は、夏場になると地獄。


・入浴準備を午前8時前から開始
・入浴の片づけ・記録業務終了が午後7時過ぎ


昼休憩もろくに取らず、11時間も入浴担当を続ける状況でした。

 

 

こんな無理な配置で起こっていた歪みとして、

スタッフ一人での「同時介助」が起こっていました

 

 


機械浴も含めて、35名の衣類準備と入浴介助をするわけです。

同時介助をしてゆかないと、業務が追いつかない状況でした。

 

 

スタッフ一人で行っていた、「驚いた!同時介助」

・2階と5階の風呂場で、半介助の方を同時介助


・同じフロアだが異なる入浴室で、リフト浴の同時介助

 

 


通常、介護スタッフ2名で、入居者1名をリフト浴です。


ここでは介護スタッフ1名で、入居者2名の同時リフト浴を目撃しました。

 

衝撃でした!!

 

 

食堂への移動介助も、かなり体力消耗します!

 

食堂移動(朝・昼・夕)

7階に大食堂があり、入居者全員が1日3回の食堂移動をします。


居室総数140に対して、エレベーターは2つでした。

 

エレベーター内は常に満員で、途中の階からだと、乗ることができないことが頻繁に起こります。

 

私が勤務していた頃は、まだ入居者は100名超でしたが、全員が食堂への移動完了するのに、約1時間半かかりました。


12時の昼食開始に、11時前から食堂誘導を初めて、完了するのが12:30前ぐらいです。

 

・往復3時間程度かかる

1日に3回も繰り返す

 

 

 

スタッフは階段移動ですから、疲労度高い!!

 

時間も無駄!!

 

 

食堂への移動介助で、本来あるべき「スタッフと入居者の関わり」が、忙殺されてしまいます。

 

移動介助でストレスが膨らみ、退職する介護スタッフは多いです。

 


ユニット介護に慣れた「特別養護老人ホーム」や「グループホーム」の経験者は、移動介助に関して愚痴が多いです。

 

不合理で疲労度大きいですから

 

 

食堂移動以上に大変なのが、配膳・下膳です!!


配膳・下膳

食堂業務も人数が多いと大変です!

 

配膳

100名以上の配膳を行っていました。

早急に「全員の名前」と「座席」を覚えなければなりません!


配膳は先輩スタッフに聞いたり、名前を呼びかけると本人が返事をしてくれます。

間違う可能性は低いです。

 

まだ気分は楽です!

 

下膳

下膳は簡単にはゆきません。


誰もいない食席に、置き去りにされた食器を下膳しながら、

「食事量と水分量」の記録が必要です!

 

誰にも名前の確認をできず、自力で処理してゆかないと、下膳は追いつきません。

 

私は100名超の「名前・食席」を、なんとか1週間で覚えましたが、
皆さんは記憶できますか?

 

入社まもない新人の頃、業務以外に名前・食席を覚えるプレッシャーと戦う必要に迫られます。

 

かなりのストレスです!

 

スタッフの定着率

開設1年の新しい施設でしたが、既にオープニングスタッフは全員が退職していました。

 

一番長いスタッフで、入社半年ほど。

 

私が入社した最初の2か月だけでも、退職者は約15名。

 

新人3名が入社して、翌日に3名全員が来なくなったこともありました。

全員経験者だったので、理由は想像できましたけど。

 

入居者総数が多い施設ほど、定着率は良くありません。

 

新人研修(OJT)

一番困ったのは、先輩スタッフが付きそい指導する、新人研修期間(OJT)がなかったことです。

 

業務表を手渡され、

「経験者でしょ、大丈夫」と言われて、その場で一人立ちになりました。

 

前述しましたが、建物が大きすぎて先輩スタッフを見つけられず、分からないまま業務遂行するのが、かなり不安でした。

 

退職者が多すぎで、新人を育成する余裕がなかったからです。

 

このホームだけが、特別だとは思えません!

 

大規模施設B


「5階建て」「部屋数70」の「住宅型有料老人ホーム」で、勤務した経験があります。

 

居室数は平均的ですが、横幅が50mもある横長の建物で、
エレベーターと階段が、東端にしかありません。


ナースコール対応

「住宅型有料老人ホーム」で、フロア制を採用していませんでした

 

ナースコール対応できる介護スタッフが、一人だけです。

 

ナースコールの居室移動に、東端の階段を使って、縦移動が必要でした。

 

つまり居室間移動のために、建物内をコの字型に移動するわけです。

 


2階の西端の居室から、4階の西端の居室へ移動するのに、100m程の移動距離がありました。


ナースコール担当の日は、

疲労困憊でフラフラだった苦い思いがあります

 

まとめ / 大きな建物を薦めない6つの理由

 

初心者やユニット介護(特養・グループホーム)経験者は、

頭に入れておきましょう!

 

・「ナースコール対応」「食堂移動」に時間がかかる

 

・階段の上り下りが多い

 

・移動距離が長い

 

・疲労度が高い

 

・スタッフの定着率が悪い

 

・全員の名前・顔を覚えるのが大変

 

  

理想は適度な規模です!!

 

  

「大きなホームをすすめない理由」「適度な規模」を紹介しています

 

業態別の転職アドバイス

 

介護付き有料老人ホームの場合

 

・フロア制を採用している施設 

・大き過ぎない建物サイズ

がお薦めです。

 

「住宅型有料老人ホーム」の場合

・大き過ぎない建物がお薦めです。

 

業務に慣れるまでは、ナースコール担当にならないです。

しかし人員の充足次第になります。

 

「特別養護老人ホーム」「グループホーム」の場合

ユニット制度を採用しており、縦移動や長距離移動はありません。

 

移動距離での疲労はないです

 

「老人保健施設」の場合

 

フロア制(1フロア固定)を採用しています。

縦移動の繰り返しはないです。

多床型の「特別養護老人ホーム」も同様です。

   

以上、転職の参考にして下さい!

 

初心者にお勧めの施設

 

未経験者(初心者)にすすめる施設の紹介です

 

初心者に薦める施設は「グループホーム」

 

必見! / 初心者へのアドバイス

初心者が「新聞広告」や「求人誌」を参考に、

一人で仕事先を探すのは、リスクが高すぎます

 

「転職サイト」や「派遣コーディネーター」をフル活用して、

リスク軽減することをお薦めします!!

  

既に他社で登録済みの方は、登録を複数しておいて、比較ができる環境を整えておきましょう。

 

お勧めの転職サイト! 介護の転職なら『カイゴジョブ』
きらケア求人 

 

 

 紹介予定派遣(正社員紹介制度)は、リスクが低い転職方法です

 

紹介予定派遣を詳しく解説

 

お勧めの派遣サイト! かいご畑
「きらケア派遣」無料会員登録

  

介護士への転職を薦める理由

 

介護転職のメリットを紹介