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【覚悟!グループホームあるある】救急搬送先(病院)が見つけにくい理由 file35

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あなたは「グループホーム」を検討していませんか?

「グループホーム」を選ぶなら「覚悟しておいてほしいこと」があります。

介護度が高い人には「グループホーム」をおすすめしません

「グループホーム」で覚悟しておいて欲しいこと

体調不良があった時、「救急搬送先(病院)」がみつかりにくいです

私は15年介護士をしています。

「グループホーム」を2つの施設で経験しました。

119番で救急車が来ても、受け入れ先が見つからないことが何度かありました

「グループホームあるある」なんです

この記事でわかること
  • グループホームで「救急搬送」が厳しい理由
  • 認知症と病院の関係性
  • 私の経験談

「両親の老人ホームを探したいけど・・・

そんな不安を解消ができるように、15年の介護現場での体験を詰め込みました。

2007年に介護業界へ身を投じ、早くも15年が経過。(派遣歴13年)
派遣社員の特性もあり、働いた施設数は「13」になります。

13施設で働いた経験談を読めるのは、この記事しかありません。

派遣の介護士として、いろんな施設で現場経験してきました

・ 私のプロフィール

目次

救急搬送が厳しい理由 / 医療従事者の「訴訟と賠償責任」リスク

グループホームでは、救急搬送が厳しいことがよくあります

グループホームあるあるです

▼ 有料老人ホームを検討している人は、下の記事がおすすめです

・ 有料老人ホーム探しの始め方「10ステップ」

「老人ホーム」で過度な体調不良が見られた場合、看護師が救急搬送(119番)の依頼を行います。

「グループホーム」は看護士がいません

「グループホーム」では、介護スタッフが救急搬送の依頼をします。

私たち介護スタッフが119番します

コロナ感染拡大の「第〇派」、

  • 病院が見つからずに立ち往生
  • 病院をたらい回し
  • 病院も前で救急車が行列

こんな報道をよく目にしませんでしたか?

「グループホーム」では、コロナ前からよくあることです

グループホームの救急搬送の手順

「グループホーム」には看護師がいません。

介護スタッフが判断・行動します。

救急搬送の手順

  1. 119番に電話
  2. 救急車到着
  3. 救急隊員が病院へ電話(受け入れ可能か確認)
  4. 病院へ搬送

「グループホーム」では救急車が到着してからが問題なんです

グループホームあるある / 救急車が発進できない

グループホームでは「受け入れ先」が見つからないことがあります

「グループホーム」は認知症専門の施設です。

病院からすると認知症患者は、「受け入れがたい存在」なんです。

救急隊員が搬送依頼しても、「グループホーム」というだけで断られることがあります

救急車が「グループホーム」の前から動けないのは、よくあることなんです。

認知症はお断り致します!」とは言いません。

「先程、他の方が救急搬送されてきたので、受け入れ態勢がありません」と断られます。

病院で「認知症」は、受け入れがたい存在です

私の経験談:

初めて勤務した「グループホーム」で、救急隊からアドバイスされました

119番へ電話する前に「搬送先(病院)」を事前に確保しておいてください

救急搬送がスムーズにできるとのことでした

先輩スタッフからも「他の施設でもよくあることよ」と教えてもらいました

初めてだったので衝撃でした

救急車が病院に連れて行ってくれるのは、当たり前だと思っていました

「グループホーム」には提携クリニックがあります。

私の経験談:

提携クリニックを主治医にしている人は、主治医から病院に搬送依頼をしてもらっていました。

でも主治医を提携クリニック以外にしている人は、現場の介護スタッフにはどうしようもありません。

病院が認知症を断る理由 / 医療事故への懸念

病院が「認知症」を断るのは「医療事故リスク」が高いからです

認知症の徘徊は、病院にとって重大な問題です。

徘徊中の転倒で怪我をするのも理由ですが、「医療事故」のリスクがあるからです。

病院で起こる「認知症の行動」

  • 他の部屋に入ってしまう
  • 他人の私物を持ち去る
  • 他人の私物を壊す
  • 患者に暴力を振るう
  • 大声で叫ぶ
  • 大声で歌を唄う

患者からのクレームが急増して、看護師は「クレーム対応」に追われます

看護師は医療行為への集中力が削がれます。

「医療ミス」が起こる可能性は急上昇します

看護師の仕事は基本業務だけでも、「医療事故に繋がる仕事」ばかりです。

  • 服薬
  • 投薬
  • 点滴
  • 採血
  • 酸素調整
  • 人口呼吸器

健康リスクがある仕事ばかりです

ミスをすると取り返しがつきません

最近では「介護専門スタッフ」を雇う病院も多いです。

看護師の「医療事故」を減らすためです

ただ、介護スタッフを雇っても対処しきれません。

実際には介護専門スタッフも、なかなか集まりません。

看護師賠償保険 / 医療事故のリスク

病院の看護師は、「任意の賠償保険」に加入している人が多いんです

「看護師賠償保険」は、一般的に知られていません

メディアが取り上げる「看護師の仕事」

  • 過酷な職場環境
  • 仕事のツラサ
  • 給与の低さ
  • 休日が少ない
  • 残業が多い

報道されるのは、こんなことばかりです

医療現場のリスク

  • 訴訟されるリスク
  • 賠償責任のリスク
  • 自分の健康を失うリスク

コロナ感染拡大の今、「医療従事者の労働環境」をよく考えてみて下さい。

認知症の人が入院できる条件

「グループホーム」の人でも、救急搬送さえできれば入院はできます

救急搬送先が見つけにくいだけです

あなたの母親が「徘徊をしない」のなら、認知症でも入院はスムーズです

徘徊がある人は、「身体拘束の同意」を求められます。

日中は「家族の付き添い」も条件になる

「医療事故」を防ぐためです

病院での身体拘束に同意する

よくある病院の「身体拘束」

・車いすでのY字帯使用
(表向きは「車いすからのずり落ち防止」、実際は徘徊防止)

・360度のベット柵使用
(表向きは「転落防止」、実際は徘徊までの時間稼ぎ)

・床センサー設置

(ベットから床に足を降ろすとベルが鳴る)

・強い睡眠導入剤使用

(夜間の徘徊防止)

身体拘束の同意が、条件になるのは覚悟です

日中は家族が付き添いをする

日中の「家族の付き添い」が、条件になる場合も多いです

  • 拘束を避けたい
  • 医療業務に集中したい

せめて日中だけでも「身体拘束」をしたくないからです。

「できれば拘束はしたくない」が本音なんです

▼ 日中の付き添いは「分担すること」をおすすめします

・ トラブル注意 / 兄弟間の分担

グループホームあるある / 病院のブラックリストに入る

どの「グループホーム」でも、「受け入れてもらえない病院」があります

「うちは〇〇病院、出禁なのよ」

病院のブラックリストに入ってしまうんです。

ブラックリストにはパターンがあります

ブラックリストに入るパターン

病院の立場で適切に対応しなかった場合「ブラックリスト」に入ります

 ブラックリストに入るパター

  • 徘徊の有無を告知しなかった
  • 病院の要望をスルーした
  • 退院の受け入れを先延ばしにした

私の経験談:

娘さんがお母さんの体調を過度に心配して、退院を渋ったことがありました。

認知症で徘徊がある人です。

その後、同じ病院には救急搬送できませんでした

間違いなく「ブラックリスト」に入ったはず

まとめ / グループホームの救急搬送先が見つかりにくい理由

  • グループホームは認知症専門の施設
  • 認知症には問題行動が多い
  • 認知症の行動で、看護師はクレーム対応に追われる
  • クレーム対応に追われて「医療事故」のリスクが高まる
  • 救急搬送ができれば、入院は条件しだいで可能

「グループホーム」入居者の救急搬送先が「見つかりにくい理由」を紹介しました。

病院の医師・看護師は「医療事故のリスク」を背負って、働いています。

認知症が嫌いなわけではないんです

安全性を重視しています

あなたが病院に協力したいと思うなら、病院からの要請を受け入れてください

働いた人のアドバイス

「グループホーム」に向いていない人

  • 基礎疾患がある
  • 病状の再発の可能性が高い

「グループホーム」には、看護師の配置義務がありません

日中だけでも、看護師がいる「有料老人ホーム」の方が安心です。

もし「グループホーム」を選ぶなら、特養や老健を併設した「福祉法人」「医療法人」にしてください

主治医との関係もしっかりと構築しておきましょう

▼ 有料老人ホームの探し方から入居までの手順を紹介しています

・ 有料老人ホーム探しの始め方

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この記事を書いた人

現場介護歴15年以上
2009年「介護福祉士」国家資格取得
親の老人ホーム選びの相談が増えアドバイスを発信中

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