どんな老人ホームでも、公表されていない「裏事情」があります
私が働いていた「住宅型有料老人ホーム」では、介護サービス費用を運営者が調整していました。
現場で働いている人しか知りえません。
あなたは「老人ホーム」の支払い額を気にしていますよね?
お金のことは、誰もが知りたいはずです。
「住宅型有料老人ホーム」を検討する場合、将来「値段の上昇」を覚悟してください
「住宅型有料老人ホーム」は「介護付き有料老人ホーム」と価格設定が違うからです。
▼ 価格設定の違いは、下の記事を参考にしてください
「住宅型有料老人ホーム」は「介護付き有料老人ホーム」よりも、値段設定が低くなっています。
介護サービスの利用回数に比例して、金額が上昇してゆきます。
つまり親の介護度が高くなるにつれ、費用が上昇する可能性があります
どの程度、値段が上昇するのか分かりません
介護保険の上限を超えてしまうと、介護サービス料は全額自己負担です。
この記事では、私が経験した「介護サービス費用の調整」を紹介しています。
住宅型有料老人ホームの支払額が気になる人は、読み続けてください
▼ 有料老人ホームの違いも紹介しています
「両親の老人ホームを探したいけど・・・」
そんな不安を解消ができるように、15年の介護現場での体験を詰め込みました。
2007年に介護業界へ身を投じ、早くも15年が経過。(派遣歴13年)
派遣社員の特性もあり、働いた施設数は「13」になります。
13施設で働いた経験談を読めるのは、この記事しかありません。
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派遣の介護士として、いろんな施設で現場経験してきました
・ 私のプロフィール
介護現場の経験談 / 介護保険の上限超ると全額自己負担
「住宅型有料老人ホーム」では、介護保険の上限を超える可能性があります。
超過分は介護保険対象外です
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介護保険の上限を超えると、超えた分は全額自己負担です
住宅型有料老人ホームは「必要な介護サービス」を選べる
住宅型有料老人ホームは状況に応じて、必要な介護サービスのみを選べます
外部の「訪問介護事業所」と契約して、施設内で介護サービスを受けます
・契約事業所の介護サービス
・施設の基本サービス(食事など)
2つのサービスを併用しながら施設内で過ごします。
住宅型有料老人ホームの費用 / 自己負担に注意
「住宅型有料老人ホーム」は、介護サービスを利用した分だけお金を払います。
支払額の決まり方
- 介護度
- 介護サービスの種類
- サービスの利用回数
▼ 住宅型有料老人ホームの価格設定を下の記事で紹介しています
あなたは介護サービスの利用回数が増えて、介護保険の上限を超えるかもしれません
上限を超えた分は「全額自己負担」です
介護保険の負担額:
介護保険の範囲内であれば、介護保険が支払いの「9割」を負担してくれる
あなたの支払額は、たったの「1割」です
介護保険の上限を超えると、あなたの支払額は一気に10倍になる
(負担額10%→100%)
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介護保険は「使い放題」ではなんです
有料サービス / 介護サービスって何がある?
あなたは住宅型有料老人ホームの「有料サービス」には、どんな介護サービスがあるのか知っていますか?
基本的な「介護サービス」
- モーニングケア(衣服更衣、トイレ介助、おむつ介助、口腔ケア、塗薬)
- ナイトケア(パジャマ更衣、トイレ介助、おむつ介助、口腔ケア、眠前服薬)
- 入浴介助
- 居室清掃(トイレ掃除・シーツ交換)
- 他
介護付き有料老人ホームの価格設定は、「セット価格」です
今、紹介した「介護サービス」は、既に支払額に含まれています
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住宅型有料老人ホームでは、オプションになります
住宅型有料老人ホームには、他にも「オプション」がたくさんあります。
住宅型有料老人ホームの「介護サービス」(オプション)
- リハビリ
- 買い物同行(散歩)
- 歯科通院
- 足湯
- 居室整理
- 塗薬・服薬
- 他
住宅型有料老人ホームあるある / 不要な介護サービスの提供
有料老人ホームの経営は、介護報酬に左右されます。
できるだけ介護保険の上限まで、施設は介護サービスを勧めてくるはずです。
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住宅型有料老人ホームあるある
勧められた「介護サービス」を受けるかは、あなたの同意しだいです。
施設が勝手に「介護サービス」を追加できません
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介護付き有料老人ホームとの違いです
あなたが介護保険の上限まで利用するなら、「住宅型有料老人ホーム」に入居するメリットはありません
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最初から「介護付き有料老人ホーム」にしておくべきです
「住宅型有料老人ホーム」のいらない介護サービスは、ハッキリ断ってください!!!
あなたの不安
- 介護サービスを断ると「母親の立場」が悪くなるのが心配
- 他の介護サービスが、いい加減になるのが怖い
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全く心配なしです!
私たち「現場の介護士」は、介護サービスの交渉過程に関心がありません。
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介護サービスを断っても、介護士の態度は変わりません
介護サービスを断られて困る人
- 売り上げアップできない運営者
- 介護サービスを増やせない「施設のケアマネジャー」
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現場のスタッフは関心ないのでご安心ください
いらない介護サービスは断ってくださいね
注意!忘れてはいけない看護サービスの存在
施設内で受けるのは「介護サービス」だけではありません。
住宅型有料老人ホームで、見落としがちなのは「訪問看護サービス」
「看護サービス」にも注意しておかないと、介護保険の上限がオーバーするかもです
介護認定を受けている人は、訪問看護を利用するには「介護保険」が適用されます
- 「介護付き有料老人ホーム」は、看護費用も込み
- 「住宅型有料老人ホーム」では、看護費用は別払い
定期的な「訪問看護」が必要な人は、「介護保険の上限」を気にしておきたいです
介護保険の点数が、一気になくなります
インシュリン注射は「本人及びその家族」しか許可されていません。
介護士ができない「医療行為」の一つです
住宅型有料老人ホーム / 有料サービスを無料で提供
私が勤務した「住宅型有料老人ホーム」では、介護保険の上限を超えないよう「介護サービスの調整」がされていました。
有料の介護サービスを無料提供して、入居者の負担軽減していました
私の経験談:
インシュリン注射(朝・昼・夕)が「1日3回」必要な人がいました
「住宅型有料老人ホーム」なので訪問看護を利用
1日3回のインシュリン注射だけで「介護保険の上限」に迫ります
必要な介護サービスを全て受けると、介護保険の上限を超えてしまうんです
そこで他の介護サービスを「無料提供」していました。
住宅型有料老人ホームの費用調整は不公平?
一部の有料サービスを無償提供して、介護保険の上限を超えないように調整していました。
他入居者にも「無償提供」は多かったです。
同じ有料サービスなのに、人によって「代金を取ったり、取らなかったり」
不公平ですが「高額になっての退去」を避けたいのが理由です。
- 不公平と感じる
- 優しくて親切
どう感じるかは、あなたの解釈次第です
▼ 有料老人ホームの探し方から入居までの手順を紹介しています


まとめ / 住宅型有料老人ホームの費用調整
- 介護保険の上限を超えると、超えた分の介護サービスは全額自己負担
- 介護サービスが自己負担は、支払額が10倍になる
- 医療行為が必要な人は、看護サービスも頭に入れておく
- 必要のない介護サービスは、ハッキリ断るべき
- 介護サービスを断っても、現場介護士の態度は変わらない
- 施設によっては「費用調整」をしているところもある
私が勤務した「住宅型有料老人ホーム」の費用調整について紹介しました。
私が勤務したのは「医療法人」の運営施設でした
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偶然、優しい運営者だったかもです
株式会社の運営施設でも、費用調整をしてくれるのでしょうか?
誰にも分かりません
アドバイス / 事前に確認しておきたいこと
あなたが「住宅型有料老人ホーム」を検討するなら、施設見学した時に確認しておきたいことがあります。
- 介護保険の上限を超えた時の「費用」はどうなるのか?
- 訪問ヘルパーは「ナースコール対応」してくれるのか?
- 看護師が施設内に常駐しているのか?
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3点は確認しておいてください
▼ 「訪問ヘルパーのナースコール対応」と「看護師の常駐」の確認が必要な理由は、下の記事で解説しています
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