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【絶対に選んではいけない!有料老人ホーム】大きな建物をすすめない理由 file39

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あなたの疑問

  • どんな老人ホームを選べばいいんだろう?
  • おすすめの老人ホームはあるの?
  • 選んではいけない老人ホームって?

あなたは「老人ホーム選び」で迷っていますよね?

費用が高い「有料老人ホーム」を選ぶなら、慎重に考えたいところです。

どんな「有料老人ホーム」を選ぶべき?

私は「13」の介護施設で働いた経験があります。

結論:

私の経験上、おすすめできない施設は、建物が大きな「有料老人ホーム」です

絶対に選んではいけません!

私の経験談を元に、大きな建物の「有料老人ホーム」を選んではいけない理由を紹介します。

気になる人だけ読みすすめてください

現場経験者の記事は他では読めません

この記事でわかること
  • 大きな建物を選んではいけない理由
  • 大きな建物のデメリット
  • 私の勤務経験談

「両親の老人ホームを探したいけど・・・

そんな不安を解消ができるように、15年の介護現場での体験を詰め込みました。

2007年に介護業界へ身を投じ、早くも15年が経過。(派遣歴13年)
派遣社員の特性もあり、働いた施設数は「13」になります。

13施設で働いた経験談を読めるのは、この記事しかありません。

  • 健康型有料老人ホーム 1施設
  • 介護付き有料老人ホーム 3施設
  • 住宅型有料老人ホーム 2施設
  • 24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
  • 特別養護老人ホーム 1施設
  • 老人保健施設 1施設
  • グループホーム 2施設(4ユニット)
  • デイサービス 1施設
  • 障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
  • 居宅介護支援事業所 2事業所

以上、10業態(13施設)を経験しています

派遣の介護士として、いろんな施設で現場経験してきました

・ 私のプロフィール

目次

介護現場「裏話」 / 大きな建物には欠点が多い

私はたくさんの「老人ホーム」を経験しました。

全部で13施設です

働いてみて分かったのは、大きな建物は欠点が多く、入居者にとってメリットがないことです。

大きな建物の施設は、デメリットしかありません。

私が親を有料老人ホームに入れるなら、コンパクトな建物を選びます

  • 居室総数60以内
  • 高さ5階まで

これがMAXだと思ってください

もっとコンパクトな建物が理想です

▼ 有料老人ホーム / 候補の絞り方

それでは私の経験を元に、「大きな建物の施設」を選んではいけない理由を紹介します

この記事では有料老人ホームを対象としています

  • グループホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設

以上は、建物の大きさに影響されることがありません。

対象外だと考えてください

▼ 老人ホームの探し方から入居までの手順

大きな建物はナースコール対応に時間がかかりすぎる

私は大きな建物の「有料老人ホーム」で、2つ勤務した経験があります。

そのうちの一つは

  • 居室総数「140」
  • 7階建て
  • 回廊でフロア1周が約50メートル

中規模の施設は、「4階建て」「居室総数50~60」です

私は4~6階の3フロア(約50名)を担当しました。

「7階建て」と建物が大きく、各階にスタッフを固定配置できませんでした。

大きな建物のよくある特徴

  • 階段移動が必要
  • フロアの横幅が広すぎる
  • 移動範囲が大きい

介護スタッフの行動範囲が広いと、介助に支障がでます

大きな建物の「有料老人ホーム」では、介護スタッフの移動距離がかなり長いです

ナースコール対応に時間がかかりすぎる

介助している場所から、ナースコールを鳴らした人の居室までが遠すぎるため

「有料老人ホーム」は「特別養護老人ホーム」と比べて、「ナースコール」がかなり多いのが特徴なんです。

  • 通常介助(おむつ交換など)
  • ナースコール対応

介護スタッフは、各階を走り回ることになります

大きな建物の「有料老人ホーム」は、「いつまで経ってもスタッフがきてくれない!」を覚悟してください

大きな建物ではスタッフの眼が届きにくい

建物が大きい施設では、介護スタッフの「目と耳」が届きにくいです

コンパクトな施設とは全然違います

建物が大きな「有料老人ホーム」では、フロアが無人になる時間も長いです。

周辺に介護スタッフが誰もいないわけです

転倒など不測の事態が起こっても、誰も気配を感じらません。

発見や緊急対応も遅くなります

定期巡回まで「転倒」に気づかないんです

こんな人は避けてください

  • 歩行不安定な認知症
  • トイレ介助が必要な人
  • 車いす移動が必要な人

前述したように「ナースコール」を押しても、なかなか介護スタッフがやって来ません

自分で動いて転倒は、よくあることです

私の申しわけなかった経験談:

「ナースコールを受けて、駆けつけるも間に合わず」が何度もありました

  1. 排泄失敗(うんこがでてしまった)
  2. ベットから転落(自分一人で車イスに移動失敗)

距離が遠すぎて間に合いませんでした

建物が大きいとスタッフが見つからない

あなたが面会した時、介護スタッフに伝言したいと思っても、見つからないことが多いです。

「スタッフを探すのが大変!」と、ご家族から何度も愚痴を聞いてきました

私の経験談:

新人の時には「分からないこと」を聞きたくても、「先輩スタッフがどこにいるのか見つからない?」のは頻繁でした

▼ 介護施設の人員配置について解説しています

・ 介護スタッフの人員配置は3タイプ

入浴介助の人員が適正でなかった

大きな建物になると面積が広い分、介護スタッフの数も必要になります

あなたは介護スタッフの「人手不足」を聞いたことがありますよね?

「人手不足」で有名な業界です!

介護スタッフが少なすぎて、入浴介助の人員配置もかなり悪かったです。

私の経験談:

  • 1日の入浴者が35名前後
  • 入浴担当スタッフ3名
  • 個浴(一人づつ入浴)

入浴スタッフ3名で、入居者35名を入浴させていました。

スタッフ一人で、12~14名を入浴介助

これって、介護業界では考えられないことなんです

「有料老人ホーム」の入浴スタイルは個浴です。

一人一人、個別に入浴します。

温泉のように、他人と一緒にお風呂に入りません。

▼ 詳しくは下の比較記事で紹介しています

・ 徹底比較・親の扱い / 有料老人ホームと特養

有料老人ホームでは、入浴スタッフ1人で通常5~6名の介助が平均的です。

この人数が適度です

入浴スタッフ1人で、1日に12~14名を入浴介助。

しかも機械浴の人も含まれていました。

機械浴の場合、入浴準備も含めて45~60分は確保したいところです。

無理な入浴スタッフ配置で、入浴の「同時介助」が多かったです。

一人の入浴スタッフが、2つの風呂場を往復します。

入浴介助を同時進行させてゆくんです

かなり危険で「あってはいけないこと」です

私の経験談:

スタッフ一人で、機械浴を2か所で「同時進行」しているのを目撃!

怖くなって「派遣契約の継続」を断りました

ドン引き!!

通常の機械浴では、入居者1人に対して介護スタッフ2名で介助

(入居者1:介護者2)

それを入居者2名に対して、介護スタッフ1名でした。

(入居者2:介護者1)

超危険!

入浴スタッフを増やせば解決できますが、そもそも介護スタッフは募集しても集まりません

どの施設も苦労しています

大きな建物ほど介護スタッフの人数が必要だが、スタッフが集まらない

食堂への移動に時間がかかりすぎる(朝・昼・夕)

有料老人ホームの食事には「2タイプ」あります

  1. 各階のリビングで食事をする
  2. 大食堂に移動して食事をする

「特養」「グループホーム」には、大食堂で食事をするスタイルはありません

7階に大食堂があり、入居者全員がエレベーターで移動します。

居室総数140に対して、エレベーターは2つ

扉が開いたエレベーター内は、どれも満員でした。

エレベーターに乗れないことが頻繁に起こります。

入居者総数が多いと、食事移動に時間がかかります

私の経験談:

私が勤務していた頃、まだ入居者100名超でした。

100名が食堂へ移動するのに、約1時間半かかっていました。

  • 昼食開始12時
  • 11時前から食堂への誘導を開始
  • 移動が終わるのは12:30

希望の時間に、食事ができない可能性が高かったです

入居者総数が「100名超」でこの状況。

満床の140名になったらと思うと、ゾッとしました。

介護スタッフの人数とエレベーターの数にもよります

入居者総数が多い「有料老人ホーム」では、食堂へ移動するのに一苦労する

疲労度が高く介護士の定着率が悪い

大きな建物の「有料老人ホーム」は、介護スタッフの定着率が悪いです

理由は疲労度が高いからです

大きな建物の施設は移動距離が長く、体力消耗もかなり高いんです。

しかも階段の上り下りも頻繁

仕事の効率が悪く、介護スタッフの定着率が低いです

私は介護士から「転職相談」も受けています。

大きな建物には転職しないようにアドバイスしています

長続きしないのが分かっているからです

私の経験談:

オープン1年弱の「有料老人ホーム」でしたが、オープニングスタッフが誰もいませんでした。

全員が退職済み

私が入社した最初の2か月だけでも「15名」が退職!

新入社員3名が入社しましたが、2日目には「3名全員」が来ませんでした

経験者ほど退職が早かったです
前職と比較ができますからね

まとめ / 大きな建物の有料老人ホームをすすめない理由

  1. 移動距離が長く「ナースコール」に時間がかかる
  2. 範囲が広く、スタッフの眼と耳が届きにくい
  3. 介護スタッフがどこにいるのか見つけにくい
  4. 入浴スタッフが適正数でない可能性がある
  5. 食堂への移動に時間がかかる
  6. 介護スタッフの定着率が悪い

私が勤務した2つの「大きな建物の施設」での経験を元に紹介しました

私の経験上、大きな建物の有料老人ホームで「手厚い介護」は期待できません

通常業務ですら厳しいです

これらが改善されたら「手厚い介護」になるかも

  • 入居者総数
  • 介護スタッフの人数
  • エレベーターの数
  • 建物の大きさ

でも改善されることはないはずです

  • 入居者は減らせない
  • 介護スタッフは集まらない
  • エレベーターの増築スペースはない
  • 建物を小さくできない

あなたの母親が入居中に絶対実現しません

私が実際に働いて分かったこと:

大きな建物の「有料老人ホーム」に全くメリットはない

建物が大きすぎない「有料老人ホーム」を選んでください

▼ 有料老人ホームの「探し方から入居まで」の手順を紹介しています

・ 有料老人ホームの探し方から入居までの手順

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この記事を書いた人

現場介護歴15年以上
2009年「介護福祉士」国家資格取得
親の老人ホーム選びの相談が増えアドバイスを発信中

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