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【介護スタッフはどこにいる?】老人ホームの人員配置は3タイプ file.55

よくある「有料老人ホーム」への不満

  • 介護士さんが見つからない!
  • 担当の介護士さんはどこにいるの?
  • 伝言したいのにどこなの!

有料老人ホームでは、介護スタッフが見つからないのはよくあることです。

あなたは普段から介護士が近くにいてくれると、安心感がありますよね。

  • 異変に気付ける
  • 直ぐに駆けつけてくれる

介護スタッフとの距離が近いと、あなたの母親とっても「メリット」が大きいです

介護スタッフとの距離が遠いと、スタッフの対応が遅くなります。

対応が遅くなると、事態が深刻化する可能性もあります。

私は15年間で、13施設を経験しました。

13施設で「介護スタッフの人員配置」は、それぞれ違いました。

しかし大きく分けると、介護スタッフの人員配置は「3つのパターン」に分類できます。

この記事では介護スタッフの人員配置について、紹介してゆきます。

  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設
  • グループホーム

それぞれの「介護スタッフの人員配置」の違いが分かります。

老人ホームを選ぶ際、参考にしてください。

・ 老人ホーム選びの基準

この記事でわかること
  • 業態別の「介護スタッフの人員配置」の違い
  • 人員配置3タイプの紹介
  • メリット・デメリット

「両親の老人ホームを探したいけど・・・

そんな不安を解消ができるように、15年の介護現場での体験を詰め込みました。

2007年に介護業界へ身を投じ、早くも15年が経過。(派遣歴13年)
派遣社員の特性もあり、働いた施設数は「13」になります。

13施設で働いた経験談を読めるのは、この記事しかありません。

  • 健康型有料老人ホーム 1施設
  • 介護付き有料老人ホーム 3施設
  • 住宅型有料老人ホーム 2施設
  • 24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
  • 特別養護老人ホーム 1施設
  • 老人保健施設 1施設
  • グループホーム 2施設(4ユニット)
  • デイサービス 1施設
  • 障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
  • 居宅介護支援事業所 2事業所

以上、10業態(13施設)を経験しています

派遣の介護士として、いろんな施設で現場経験してきました

・ 私のプロフィール

目次

介護スタッフの人員配置「3タイプ」 / 「特別養護老人ホーム」「老人保健施設」との違い

「老人ホーム」では、介護スタッフの人員配置には、大きく分けて「3タイプ」に分類できます。

  1. ユニット制
  2. フロア制
  3. フロア制なし

大きく分けると「3タイプ」です

「特別養護老人ホーム」には「従来型」と呼ばれているタイプもあります

今、「従来型」は行政の認可が下りません

「従来型」は減少傾向にあるので、この記事では「対象外」にしています。

「従来型」:

病院の「相部屋」と同じ形態

4人~10人の「相部屋」となっている

カーテンで各自のベットが仕切られているだけ。

2000年代からは「厚生労働省」の開設認可が下りない(プライバシー重視の観点)

まずは「ユニット制」から紹介しますね

「ユニット制」は小さな集団に介護士を配置する

少人数の利用者を「1つのグループ」にして対応する「介護スタイル」です。

入居者10名以内の少人数で「グループ」を形成し、介護士を配置しています

小さな集団(グループ)に、介護スタッフが配置されます。

一つの「ユニット」に、介護スタッフ1~2名が配置。

入居者(10名以内)を、介護スタッフ(1~2名)で管理することになる

少人数のグループなんで、担当範囲が狭く対応がしやすいです

ユニット制なら、必ず介護士がユニット内で見つかります

ユニット制を採用している老人ホームは2業態ある

「ユニット制」を採用している「老人ホーム」は2業態です

  1. グループホーム(入居者9名以内)
  2. 特別養護老人ホーム(入居者10名以内)

有料老人ホームに「ユニット制」はありません

「フロア制」は各階ごとに介護士を配置する

建物の各階(フロア)ごとに、介護スタッフを配置するスタイル

その階(フロア)全体を、担当介護スタッフが対応することになる

介護スタッフを各階(フロア)ごとに固定しています

  • 2階は「2階スタッフ」が担当
  • 3階は「3階スタッフ」が担当
  • 4階は「4階スタッフ」が担当

「ユニット制」の拡大版と考えてください

入居者(20~50名)を、介護スタッフ(1~2名)が管理することになる

「ユニット制」より担当範囲が広いんです

「フロア制」を採用している老人ホームは2業態ある

  1. 有料老人ホーム
  2. 老人保健施設

特別養護老人ホームで「フロア制」はありません
(従来型は除外)

建物が大きい「有料老人ホーム」では、一人のスタッフが「複数の階」を担当します。

私は「建物が大きい施設」はおすすめしません

例:

  • 2階は、2階担当スタッフ
  • 3・4階は、3・4階スタッフが担当
  • 4・5・6階は、4~6階スタッフが担当

「老人保健施設」では、同じ介護スタッフが「複数の階」を同時担当することはありません。

「ユニット制」を採用している理由

「老人ホーム」では、業態によって「平均介護度」が違います。

  • 「特別養護老人ホーム」は、平均介護度が高い
  • 「有料老人ホーム」は、平均介護度が低い

「平均介護度」の違いが、介護スタッフの担当範囲の差になっています

「ユニット制」は、介護度が高い人を「グループ」にしています

「特別養護老人ホーム」は、平均介護度が高いため「担当範囲」を広げられない

一方「グループホーム」は、元々「認知症の共同生活」が始まりであったため「ユニット制」になっています。

ユニット制は「認知症の行動」を見守りやすいので、今も継続されている

介護士の行動範囲が狭いと「見守り」もしやすいです

有料老人ホームが「ユニット制」を採用しない理由

「有料老人ホーム」が「ユニット制」を採用しないのは

  • 平均介護度が低くめ(自立者がいる)
  • 認知症の徘徊が少なめ
  • 人件費を抑えたい

介護士の担当範囲が広くても、「何とかなるだろ!」という考えです。

経費もかかりますしね

▼ 「有料老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」の比較をまとめています

・ 親の扱いがこんなに違う / 「有料老人ホーム」と「特養」

フロア制も採用しない「有料老人ホーム」がある

「有料老人ホーム」は「ユニット制」を採用していません

そして「フロア制」すら採用していない「有料老人ホーム」も増加傾向です

こんな「有料老人ホーム」はフロア制も採用しないことが多い

  • 住宅型有料老人ホーム
  • 2010年以降に設立した「有料老人ホーム」

フロア制も採用していない施設の「介護士の配置」

「フロア制」を採用していないので、各階ごとに「担当スタッフ」を決めていません。

「老人ホーム」の建物全体を、介護スタッフ全員でカバーします

行動範囲が固定されていないので、介護士が見つからないことがある

例えば、5階建ての「有料老人ホーム」だと、

1~5階まで「階段を上り下り」しながら、出勤スタッフ全員で担当します。

介護スタッフが見つからないことが多いです

ここまでは「介護スタッフの人員配置」が、3タイプあると紹介しました。

それぞれの「メリット」「デメリット」も紹介しますね

「ユニット制」のメリット・デメリット

「ユニット制」は共同リビングを中心にして、各居室が取り囲むように設置されています。

つまり各居室同士の距離が近いです

「ユニット制」のメリット

異音に気付きやすい

介護スタッフは、リビングにいることが多いです。
リビングから居室までの距離が近いと、音に気づきやすくなります。

転倒があった場合、直ぐに対応できる可能性が高いです

「咳」や「くしゃみ」にも、気づきやすいです。

居室へ駆けつけるのが早くなる

Aさんの介助中、Bさんに「ナースコール」で呼ばれても直ぐに対応しやすい。

居室同士の距離が短いからですね

「ユニット制」のデメリット

あなたの親のことを知っている「介護スタッフ」が少ない

あなたの「親の状況」を知っている介護スタッフは、限定されています。

「ユニット」の担当スタッフは、6~8名程度です

つまり施設全体の中で、あなたの母親のことを知っている介護士は、6~8名しかいません。

施設の介護スタッフ全員が、あなたの親を認識しているわけではありません

「フロア制」のメリット・デメリット

「ユニット制」と比較すると、「フロア制」は建物のフロア全体を担当するので、カバーする範囲が広いです。

「フロア制」のメリット

  • 異音に気付きやすい
  • 居室へ駆けつけるのが早い

ユニット制と同じメリットがありますが、「ユニット制」ほどではありません。

担当範囲が少し広いですからね

「フロア制」のデメリット

「ユニット制」と比較すると、居室間の距離が大きいです。

建物の横幅が、50メートル以上の施設もあります。

「ユニット制」ほど、「異音に気づく」「直ぐに駆けつける」ことができません

ユニット制よりも劣ります

「フロア制を採用しない」メリット・デメリット

介護スタッフ全員で、建物全体をカバーしてしています。

「フロア制不採用」のメリット

介護スタッフ全員が、あなたの親の担当者です。

  • 全員が特徴を熟知
  • 全員が介助できる
  • 全員が近況を知っている

あなたの母親の対応を、介護スタッフ全員ができるんです

「フロア制不採用」のデメリット

  • 異音に気付きにくい
  • 居室へ駆けつけるのが遅い

担当範囲が広すぎるからです

介護スタッフは、階段移動を繰り返します。

勤務スタッフの疲労度も高い!

まとめ / 介護スタッフの人員配置

  • 介護スタッフの配置は大きく分けて「3タイプ」ある
  • 「特養」「グループホーム」は、ユニット制を採用している
  • 「有料老人ホーム」「老健」は、フロア制を採用している
  • 「有料老人ホーム」には「フロア制」を採用していない施設もある

「特別養護老人ホーム」はユニット制を採用しているので、介護スタッフの移動範囲が狭い。

よって、「介護スタッフが見つからない!」なんてことはありません。

少し待てば、どこからかスタッフが現れるはずです。

フロア制も同様です

「フロア制」を採用していない「有料老人ホーム」では、介護スタッフが見つからないことがあります。

階段移動しながら、建物内を走り回っているからです。

ただ、介護度が高い人の専用フロアには、介護スタッフが常駐していることが多いです。

私が母親を「有料老人ホーム」に入れるなら、「フロア制」を採用している施設を選びます。

必ず、近くに介護スタッフがいる方が安心ですからね

「フロア制」を採用していない施設を選ぶなら、できる限り建物が小さい「コンパクトな施設」を選んでください

建物が大きい「有料老人ホーム」を選んではいけない理由を、下の記事で紹介しています

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この記事を書いた人

現場介護歴15年以上
2009年「介護福祉士」国家資格取得
親の老人ホーム選びの相談が増えアドバイスを発信中

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