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【どう違う?有料老人ホーム】種類が多くて迷っている人に介護士が解説 file24

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あなたが迷っていること

  • 有料老人ホームってこんなに種類があるの!
  • 種類によってどう違うの?
  • どの有料老人ホームがおすすめ?

よくある疑問です

あなたは「有料老人ホーム」の種類が多すぎて、困っていませんか?

私も働いてみるまで、よく分かりませんでした

実は介護士やケアマネージャーでも、ほとんどの人がよく分かっていません

  • 介護付き有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • 健康型有料老人ホーム

大きく分けても「3タイプ」あります

そもそも有料老人ホームの種類が理解できないと、あなたは親の「老人ホーム」を選べませんよね?

この記事では「有料老人ホーム」を種類別に紹介しています。

現場で働いた「介護士の立場」で記事を書いています

インターネットや本では読めない情報が満載です

現場で働いている「介護士の記事」を他では読めません

この記事でわかること
  • 有料老人ホームの種類
  • 有料老人ホームの種類別の違い
  • 種類別の特徴

「両親の老人ホームを探したいけど・・・

そんな不安を解消ができるように、15年の介護現場での体験を詰め込みました。

2007年に介護業界へ身を投じ、早くも15年が経過。(派遣歴13年)
派遣社員の特性もあり、働いた施設数は「13」になります。

13施設で働いた経験談を読めるのは、この記事しかありません。

  • 健康型有料老人ホーム 1施設
  • 介護付き有料老人ホーム 3施設
  • 住宅型有料老人ホーム 2施設
  • 24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
  • 特別養護老人ホーム 1施設
  • 老人保健施設 1施設
  • グループホーム 2施設(4ユニット)
  • デイサービス 1施設
  • 障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
  • 居宅介護支援事業所 2事業所

以上、10業態(13施設)を経験しています

派遣の介護士として、いろんな施設で現場経験してきました

・ 私のプロフィール

目次

有料老人ホームは3タイプ / 種類別に違いを現場経験者が解説

有料老人ホームの種類

  1. 介護付き有料老人ホーム
  2. 住宅型有料老人ホーム
  3. 健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームは、2000年以降になって行政認可が下りません。

今はほとんどないんです

私も健康型は1つしか経験していません

▼ 有料老人ホームの選び方から入居までの手順「10ステップ」を紹介しています

・ 初心者専用 / 老人ホームの選び方「10ステップ」

有料老人ホームってどんな施設

介護サービス全体を受けられる施設です。

「民間企業」「福祉法人」「医療法人」と運営者も様々なんです

「特養」「老健」では民間企業はありません

受けられるサービス

  • 生活援助(食事・洗濯・掃除など)
  • 身体援助(入浴・排せつなど)

「特養」「老健」「グループホーム」の介護サービスを、有料老人ホームでも全て受けられます。

介護士が24時間体制で勤務している

看護師24時間体制で常駐している施設もある

私は両方を勤務経験しました

・ 24時間看護師が常駐している施設3選

有料老人ホームに入っている人

  1. 「特別養護老人ホーム」に入居できなかった人
  2. 幅広いサービスを希望する人
  3. 自由度が高い生活を目指す人

「特別養護老人ホーム」の順番待ちをしている人も多くなりました

目的は人それぞれです

有料老人ホームを退去する人

  • 「特別養護老人ホーム」への転居
  • 財政的な理由で退居
  • トラブルを起こして退去
  • 介護度が高くなって退去
  • 病気の重度化
  • 死去

私の経験上、入居期間は2年~5年程度でした     

「有料老人ホーム」には3種類ある

有料老人ホームには大きく分けて、3タイプあります

  1. 介護付き有料老人ホーム
  2. 住宅型有料老人ホーム
  3. 健康型有料老人ホーム

一般的なのは「介護付き有料老人ホーム」でした。

2010年代からは行政の意向で、「住宅型有料老人ホーム」が増加傾向にあります。

「健康型有料老人ホーム」の開設は、2000年頃から行政認可が下りません

私は「健康型有料老人ホーム」で勤務経験があります。

でもインターネットの「入居募集」で、健康型有料老人ホームを見かけることはありません。

介護業界の人でも「存在を知らない人」が多いんです

あなたが母親の「有料老人ホーム」を探す時、

  1. 介護付き有料老人ホーム
  2. 住宅型有料老人ホーム

2つから選ぶことになります

「有料老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」の違いは何か

「有料老人ホーム」「特別養護老人ホーム」と違う点

  • 介護度が入居の条件とならない(特養は介護度3以上)
  • 金額が高額(月20~50万円あたり)
  • ユニット制を採用していない(介護スタッフの移動範囲が広い)
  • 株式会社が多い
  • 倒産や身売りのリスクがある
  • おむつ代は別途請求

「特養」は金額は安いが、入居条件が厳しい

「有料老人ホーム」の介護技術は、「特別養護老人ホーム」と比較して全く遜色ありません

24時間看護師常駐の「有料老人ホーム」だと、「特別養護老人ホーム」よりも身体介助は多い

「看護助士」の役目もあり医療知識も高い

 

▼ 「有料老人ホーム」と「特養」を、現場で働いた「介護士の立場」で比較しました

リアルな話が読める「おすすめの記事」です

・ 徹底比較 / 有料老人ホームと特養

  

「健康型有料老人ホーム」って何?

健康な人(自立度が高い人)しか、入居できない「老人ホーム」です。

既に介護認定を受けている方は、入居資格がありません

現在、「健康型有料老人ホーム」は開設認可が下りないため、希少な存在です。

あなたの選択肢としては厳しい

「介護付き有料老人ホーム」って何?

介護サービス全般を、受けることができる「老人ホーム」です。

月額費用は「介護度」による定額制

いろんなタイプの施設があり、値段設定やサービスの選択肢も広い。

介護度が入居条件にはなりません

こちらは現実的な選択肢です

20110年代からは、「介護付有料老人ホーム」の開設認可が下りにくい状況です。

新規開設している「有料老人ホーム」は、「住宅型有料老人ホーム」が多いです。

介護保険をフルに使わせないため

「住宅型有料老人ホーム」って何?

必要な介護サービスを、自分で選べる「老人ホーム」です。

サービス提供の流れ

  1. 希望の介護サービスを選ぶ
  2. 訪問事業所から「訪問ヘルパー」が訪問
  3. 「訪問ヘルパー」が介護サービスを提供

選べる介護サービス

  • 施設の介護全般(食事・排泄など)
  • 訪問事業所のサービス(入浴・居室清掃など)
  • デイサービス
  • 訪問入浴

実は訪問介護サービスを提供する「訪問ヘルパー」は、施設の介護スタッフが兼任しています

実態は「介護付き有料老人ホーム」と同じです

月額費用は「介護度とサービス利用回数」による変動制

「介護付き有料老人ホーム」と値段設定に違いがある

こちらも現実的な選択肢です

あなたの選択肢は「介護付き」と「住宅型」の2択になります

それでは2つの違いを紹介しますね

「住宅型」「介護付き」の違いは何かを解説

  • 介護付き有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム

それぞれの違いを紹介します。

あなたが「有料老人ホーム」を選ぶ、参考にしてください

介護サービスの提供システムが違う

介護サービスが違う点

  • 「介護付き有料老人ホーム」は、介護サービスが完備
  • 「住宅型有料老人ホーム」は、介護サービスを選べる

「住宅型有料老人ホーム」は、自分が必要だと思う「介護サービス」だけを選びます。

「介護付き有料老人ホーム」は、介護サービスを選ばなくても、既に全て揃っています

支払い金額の設定方法が違う

  • 「介護付き有料老人ホーム」は「セット価格」
  • 「住宅型有料老人ホーム」は「オプション価格」

値段設定が違います

 介護付き有料老人ホームは、介護サービスが完備されているので「セット価格」になっている

住宅型有料老人ホームは、選んだ介護サービスだけ支払う「オプション価格」になっている

住宅型有料老人ホームは、値段が低く設定されています

介護サービスを受ける回数が少ない人は、支払額が安くつきます

介護度が高くなるにつれ、支払額も高くなるのが特徴

介護度が高くなると、介護サービスがたくさん必要だからです

介護付き有料老人ホームは、値段が高めに設定されています

介護度が高くなっても、支払額は大きく上がりません

値段が「コミコミ価格」だからです

  • 介護度が低い人は、「住宅型有料老人ホーム」がお得
  • 介護度が高い人は、「介護付き有料老人ホーム」がお得

▼ 住宅型有料老人ホームの価格設定を紹介しています

・ 住宅型有料老人ホーム / 値段の決まり方

介護スタッフの働き方が違う

介護スタッフの働き方

  • 「介護付き有料老人ホーム」は、施設の介護スタッフを行う
  • 「住宅型有料老人ホーム」は、「訪問ヘルパー」と「施設の介護スタッフ」を兼務

住宅型有料老人ホームの働き方

  1. 施設の介護スタッフ
  2. 訪問ヘルパー

介護士を2つの役割に分けて、介護業務を行う

「介護付き」では「役割を分けること」はありません

▼ 「介護スタッフの働き方」の違いによるデメリットを紹介しています

・ 住宅型有料老人ホーム / 働き方の違い

看護師の配置義務が違う

  • 介護付き有料老人ホームは、看護師の配置義務あり
  • 住宅型有料老人ホームは、看護師の配置義務なし

日中なのに看護師が常駐していない「住宅型有料老人ホーム」があります。

配置義務がないからです

住宅型有料老人ホームの看護師「2パターン」

  • 施設内に「訪問看護事業所」を併設
  • 施設外の「訪問看護事業所」を利用する

看護師が常駐している施設の方が、安心感は大きいですですよね?

施設内に「訪問看護事業所」を併設している「住宅型有料老人ホーム」が理想です。

施設見学の時に確認しておきましょう

▼ 施設見学のチェックポイントを「介護士の立場」で紹介しています

・ 施設見学のチェックポイント / 気になる設備

・ 施設見学のチェックポイント / 介護の質を見抜く

施設外の「訪問看護事業所」を利用している場合、定期巡回が主になります。

玄関先で入居者の健康状況を聞いて、何もなければそのまま玄関先で帰ってゆきます。

小規模な「住宅型有料老人ホーム」に多いパターンです

「住宅型」「介護付き」に共通したこと

共通していること

  • 入居者の平均介護度
  • 施設の設備
  • 介助の方法
  • 介護スタッフのレベル

ケアマネージャーもいて、「ケアプラン」も作成してもらえます

「価格設定」「介護スタッフの勤務体制」以外は同じと考えて結構です

「サービス付き高齢者向け住宅」って何?

有料老人ホームではありませんが、「サービス付き高齢者向け住宅」も紹介しておきます

バリアフリー構造の高齢者専用のマンション」です

通称「サ高住と呼ばれています。

2010年代に入って急増した「民間業者運営」の施設

介護の必要性が薄い「自立高齢者用」です

サービス付き高齢者向け住宅:

一般のマンション生活と同じ環境で暮らせ、外出・移動制限はほとんどない

基本的な提供サービスは、「安否確認」「生活相談」

必要なサービスは「外部の介護事業所」と、別途契約する必要があります。

「サ高住は介護事業所を併設していることが多く、併設の事業所を利用するパターンが多い

「サービス付き高齢者向け住宅」の特徴

  • 初期費用が安い
  • 家賃が安い
  • 自由度が高い
  • 夜間は見守り巡回が中心
  • 認知症になった場合は退去の可能性あり
  • 介護度が高くなると退去

まとめ / 有料老人ホーム3タイプの違い

  • 有料老人ホームには3種類ある
  • 「介護付き」「住宅型」が現実的な選択肢となる
  • 介護サービスの提供方法に違いがある
  • 値段の設定に違いがある
  • 値段の上昇幅に違いがある
  • 介護スタッフの働き方に違いがある

「介護付き」「住宅型」どっちがおすすめなの?

あなたは今、迷っていますよね?

私が母親を「老人ホーム」に入れるなら「介護付き有料老人ホーム」を選びます

理由は下のリンク先で紹介しています

・ どっちが損?/ 「介護付き」と「住宅型」を徹底比較

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この記事を書いた人

現場介護歴15年以上
2009年「介護福祉士」国家資格取得
親の老人ホーム選びの相談が増えアドバイスを発信中

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