あなたが迷っていること
- 有料老人ホームってこんなに種類があるの!
- 種類によってどう違うの?
- どの有料老人ホームがおすすめ?
よくある疑問です
あなたは「有料老人ホーム」の種類が多すぎて、困っていませんか?
私も働いてみるまで、よく分かりませんでした
実は介護士やケアマネージャーでも、ほとんどの人がよく分かっていません
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- 健康型有料老人ホーム
大きく分けても「3タイプ」あります
そもそも有料老人ホームの種類が理解できないと、あなたは親の「老人ホーム」を選べませんよね?
この記事では「有料老人ホーム」を種類別に紹介しています。
現場で働いた「介護士の立場」で記事を書いています
インターネットや本では読めない情報が満載です
現場で働いている「介護士の記事」を他では読めません
- 有料老人ホームの種類
- 有料老人ホームの種類別の違い
- 種類別の特徴
「両親の老人ホームを探したいけど・・・」
そんな不安を解消ができるように、15年の介護現場での体験を詰め込みました。
2007年に介護業界へ身を投じ、早くも15年が経過。(派遣歴13年)
派遣社員の特性もあり、働いた施設数は「13」になります。
13施設で働いた経験談を読めるのは、この記事しかありません。
- 健康型有料老人ホーム 1施設
- 介護付き有料老人ホーム 3施設
- 住宅型有料老人ホーム 2施設
- 24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
- 特別養護老人ホーム 1施設
- 老人保健施設 1施設
- グループホーム 2施設(4ユニット)
- デイサービス 1施設
- 障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
- 居宅介護支援事業所 2事業所
以上、10業態(13施設)を経験しています
派遣の介護士として、いろんな施設で現場経験してきました
・ 私のプロフィール
有料老人ホームは3タイプ / 種類別に違いを現場経験者が解説
有料老人ホームの種類
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- 健康型有料老人ホーム
健康型有料老人ホームは、2000年以降になって行政認可が下りません。
今はほとんどないんです
私も健康型は1つしか経験していません
▼ 有料老人ホームの選び方から入居までの手順「10ステップ」を紹介しています
有料老人ホームってどんな施設
介護サービス全体を受けられる施設です。
「民間企業」「福祉法人」「医療法人」と運営者も様々なんです
「特養」「老健」では民間企業はありません
受けられるサービス
- 生活援助(食事・洗濯・掃除など)
- 身体援助(入浴・排せつなど)
「特養」「老健」「グループホーム」の介護サービスを、有料老人ホームでも全て受けられます。
介護士が24時間体制で勤務している
看護師が24時間体制で常駐している施設もある
私は両方を勤務経験しました
有料老人ホームに入っている人
- 「特別養護老人ホーム」に入居できなかった人
- 幅広いサービスを希望する人
- 自由度が高い生活を目指す人
「特別養護老人ホーム」の順番待ちをしている人も多くなりました
目的は人それぞれです
有料老人ホームを退去する人
- 「特別養護老人ホーム」への転居
- 財政的な理由で退居
- トラブルを起こして退去
- 介護度が高くなって退去
- 病気の重度化
- 死去
私の経験上、入居期間は2年~5年程度でした
「有料老人ホーム」には3種類ある
有料老人ホームには大きく分けて、3タイプあります
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- 健康型有料老人ホーム
一般的なのは「介護付き有料老人ホーム」でした。
2010年代からは行政の意向で、「住宅型有料老人ホーム」が増加傾向にあります。
「健康型有料老人ホーム」の開設は、2000年頃から行政認可が下りません
私は「健康型有料老人ホーム」で勤務経験があります。
でもインターネットの「入居募集」で、健康型有料老人ホームを見かけることはありません。
介護業界の人でも「存在を知らない人」が多いんです
あなたが母親の「有料老人ホーム」を探す時、
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
2つから選ぶことになります
「有料老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」の違いは何か
「有料老人ホーム」が「特別養護老人ホーム」と違う点
- 介護度が入居の条件とならない(特養は介護度3以上)
- 金額が高額(月20~50万円あたり)
- ユニット制を採用していない(介護スタッフの移動範囲が広い)
- 株式会社が多い
- 倒産や身売りのリスクがある
- おむつ代は別途請求
「特養」は金額は安いが、入居条件が厳しい
「有料老人ホーム」の介護技術は、「特別養護老人ホーム」と比較して全く遜色ありません。
24時間看護師常駐の「有料老人ホーム」だと、「特別養護老人ホーム」よりも身体介助は多い
「看護助士」の役目もあり医療知識も高い
▼ 「有料老人ホーム」と「特養」を、現場で働いた「介護士の立場」で比較しました
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「健康型有料老人ホーム」って何?
健康な人(自立度が高い人)しか、入居できない「老人ホーム」です。
既に介護認定を受けている方は、入居資格がありません
現在、「健康型有料老人ホーム」は開設認可が下りないため、希少な存在です。
あなたの選択肢としては厳しい
「介護付き有料老人ホーム」って何?
介護サービス全般を、受けることができる「老人ホーム」です。
月額費用は「介護度」による定額制
いろんなタイプの施設があり、値段設定やサービスの選択肢も広い。
介護度が入居条件にはなりません
こちらは現実的な選択肢です
20110年代からは、「介護付有料老人ホーム」の開設認可が下りにくい状況です。
新規開設している「有料老人ホーム」は、「住宅型有料老人ホーム」が多いです。
介護保険をフルに使わせないため
「住宅型有料老人ホーム」って何?
必要な介護サービスを、自分で選べる「老人ホーム」です。
サービス提供の流れ
- 希望の介護サービスを選ぶ
- 訪問事業所から「訪問ヘルパー」が訪問
- 「訪問ヘルパー」が介護サービスを提供
選べる介護サービス
- 施設の介護全般(食事・排泄など)
- 訪問事業所のサービス(入浴・居室清掃など)
- デイサービス
- 訪問入浴
実は訪問介護サービスを提供する「訪問ヘルパー」は、施設の介護スタッフが兼任しています
実態は「介護付き有料老人ホーム」と同じです
月額費用は「介護度とサービス利用回数」による変動制
「介護付き有料老人ホーム」と値段設定に違いがある
こちらも現実的な選択肢です
あなたの選択肢は「介護付き」と「住宅型」の2択になります
それでは2つの違いを紹介しますね
「住宅型」「介護付き」の違いは何かを解説
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
それぞれの違いを紹介します。
あなたが「有料老人ホーム」を選ぶ、参考にしてください
介護サービスの提供システムが違う
介護サービスが違う点
- 「介護付き有料老人ホーム」は、介護サービスが完備
- 「住宅型有料老人ホーム」は、介護サービスを選べる
「住宅型有料老人ホーム」は、自分が必要だと思う「介護サービス」だけを選びます。
「介護付き有料老人ホーム」は、介護サービスを選ばなくても、既に全て揃っています
支払い金額の設定方法が違う
- 「介護付き有料老人ホーム」は「セット価格」
- 「住宅型有料老人ホーム」は「オプション価格」
値段設定が違います
介護付き有料老人ホームは、介護サービスが完備されているので「セット価格」になっている
住宅型有料老人ホームは、選んだ介護サービスだけ支払う「オプション価格」になっている
「住宅型有料老人ホーム」は、値段が低く設定されています
介護サービスを受ける回数が少ない人は、支払額が安くつきます
介護度が高くなるにつれ、支払額も高くなるのが特徴
介護度が高くなると、介護サービスがたくさん必要だからです
介護付き有料老人ホームは、値段が高めに設定されています
介護度が高くなっても、支払額は大きく上がりません
値段が「コミコミ価格」だからです
- 介護度が低い人は、「住宅型有料老人ホーム」がお得
- 介護度が高い人は、「介護付き有料老人ホーム」がお得
▼ 住宅型有料老人ホームの価格設定を紹介しています
介護スタッフの働き方が違う
介護スタッフの働き方
- 「介護付き有料老人ホーム」は、施設の介護スタッフを行う
- 「住宅型有料老人ホーム」は、「訪問ヘルパー」と「施設の介護スタッフ」を兼務
住宅型有料老人ホームの働き方
- 施設の介護スタッフ
- 訪問ヘルパー
介護士を2つの役割に分けて、介護業務を行う
「介護付き」では「役割を分けること」はありません
▼ 「介護スタッフの働き方」の違いによるデメリットを紹介しています
看護師の配置義務が違う
- 介護付き有料老人ホームは、看護師の配置義務あり
- 住宅型有料老人ホームは、看護師の配置義務なし
日中なのに看護師が常駐していない「住宅型有料老人ホーム」があります。
配置義務がないからです
住宅型有料老人ホームの看護師「2パターン」
- 施設内に「訪問看護事業所」を併設
- 施設外の「訪問看護事業所」を利用する
看護師が常駐している施設の方が、安心感は大きいですですよね?
施設内に「訪問看護事業所」を併設している「住宅型有料老人ホーム」が理想です。
施設見学の時に確認しておきましょう
▼ 施設見学のチェックポイントを「介護士の立場」で紹介しています
施設外の「訪問看護事業所」を利用している場合、定期巡回が主になります。
玄関先で入居者の健康状況を聞いて、何もなければそのまま玄関先で帰ってゆきます。
小規模な「住宅型有料老人ホーム」に多いパターンです
「住宅型」「介護付き」に共通したこと
共通していること
- 入居者の平均介護度
- 施設の設備
- 介助の方法
- 介護スタッフのレベル
ケアマネージャーもいて、「ケアプラン」も作成してもらえます
「価格設定」「介護スタッフの勤務体制」以外は同じと考えて結構です
「サービス付き高齢者向け住宅」って何?
有料老人ホームではありませんが、「サービス付き高齢者向け住宅」も紹介しておきます
バリアフリー構造の「高齢者専用のマンション」です
通称「サ高住」と呼ばれています。
2010年代に入って急増した「民間業者運営」の施設
介護の必要性が薄い「自立高齢者用」です
サービス付き高齢者向け住宅:
一般のマンション生活と同じ環境で暮らせ、外出・移動制限はほとんどない
基本的な提供サービスは、「安否確認」「生活相談」
必要なサービスは「外部の介護事業所」と、別途契約する必要があります。
「サ高住」は介護事業所を併設していることが多く、併設の事業所を利用するパターンが多い
「サービス付き高齢者向け住宅」の特徴
- 初期費用が安い
- 家賃が安い
- 自由度が高い
- 夜間は見守り巡回が中心
- 認知症になった場合は退去の可能性あり
- 介護度が高くなると退去
まとめ / 有料老人ホーム3タイプの違い
- 有料老人ホームには3種類ある
- 「介護付き」「住宅型」が現実的な選択肢となる
- 介護サービスの提供方法に違いがある
- 値段の設定に違いがある
- 値段の上昇幅に違いがある
- 介護スタッフの働き方に違いがある
「介護付き」「住宅型」どっちがおすすめなの?
あなたは今、迷っていますよね?
私が母親を「老人ホーム」に入れるなら「介護付き有料老人ホーム」を選びます
理由は下のリンク先で紹介しています
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