派遣介護福祉士の資料 - 施設選びと認知症対策

「両親の介護施設」「介護業界への転職」、介護現場の体験談を元にポイントを紹介します

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【介護士の配置は3タイプ】「有料老人ホーム」の介護スタッフはどこにいる? file.55

介護士が近くにいてくれると、安心感がありますよね。

 

・異変に気付く
・直ぐに駆けつける

 

介護スタッフと距離が近いと、あなたのご両親とって、メリットが大きいです。


介護スタッフとの距離が遠いと、対応が遅くなります。
対処が遅くなることで、事態が深刻化する可能性があります。

 

 

私は2007年から14年間、現場介護士をしています。
派遣で働いているので、勤務した施設は「13」になります。

 

 

・健康型有料老人ホーム 1施設
・介護付き有料老人ホーム 3施設
・住宅型有料老人ホーム 2施設
・24時間看護師常駐・有料老人ホーム 1施設
・特別養護老人ホーム 1施設
・老人保健施設 1施設
・グループホーム 2施設(4ユニット)
・デイサービス 1施設
・障がい者(自閉症)グループホーム 1施設(3ホーム)
・居宅介護支援事業所 2事業所

 

以上の10業態(13施設・2事業所)を経験しています。

 

 

13施設のスタッフ配置は、それぞれ違いました。

 

しかし大きく分けると、3つに分類できます。

 


ここでは「老人ホーム」における、介護スタッフの配置について、紹介してゆきます。

 

 

これを読めば、

・有料老人ホーム

・特別養護老人ホーム

・老人保健施設

・グループホーム

それぞれの「介護士の配置」が違うことを知れます。

 


老人ホームを選ぶ際、参考にしてください。
後悔のない「老人ホーム選び」をしましょう

 

勤務体制を3タイプに分類 / 「特別養護老人ホーム」「老人保健施設」との違い


「老人ホーム」では、介護スタッフの配置には、大きく分けて「3タイプ」に分類できます。

 

 

・ユニット制

・フロア制

・フロア制なし

 

「特別養護老人ホーム」には「従来型」があります。

今では、行政の認可が下りません。


「従来型」は減少傾向にあるので、ここでは対象外にしています。

 

「従来型」:

病院の「相部屋」と同じ形態です。

カーテンで各自のベットが、仕切られています。

 

 

3タイプのシステムを解説します


ユニット制とは?


少人数の利用者を、1つのグループにして対応する、介護スタイルです。

 

10名以内で、グループを形成。

小さな集団(グループ)に、介護スタッフが配置されます。

 

一つの「ユニット」には、介護スタッフ1~2名が配置。

 


・グループホーム(入居者9名以内)
・特別養護老人ホーム(入居者10名以内)

 

以上の2つの業態が「ユニット制」を採用しています。

 


フロア制とは?

 

建物の各階ごとに、介護スタッフを配置します。

 

・2階は、2階スタッフが担当
・3階は、3階スタッフが担当
・4階は、4階スタッフが担当

 

例を挙げると、以上になります。

 

大きな「ユニット制」と考えてください。

 

 


建物が大きい「有料老人ホーム」では、一人のスタッフが、複数の階を担当します。

 

・2階は、2階担当スタッフ
・3・4階は、3・4階スタッフが担当
・4・5・6階は、4~6階スタッフが担当

 

例を挙げると、以上になります。

 

介護度の低い人が多いから、

担当範囲が「複数の階になっても、手が届く」という発想です。

 


・有料老人ホーム
・老人保健施設

 

以上の2つの業態が「フロア制」を採用しています。

 

「老人保健施設」では、同じ介護スタッフが、複数の階を同時担当することはありません。担当する範囲が限定。

 

フロア制なしとは?

 

2010年以降に設立した「有料老人ホーム」によくある制度です。

「住宅型有料老人ホーム」は、「フロア制なし」が多いです。


各階ごとに、担当スタッフを決めていません。

建物全体を、介護スタッフ全員でカバーします。


例えば、5階建ての「有料老人ホーム」なら、
1~5階までを、階段利用しながら、出勤スタッフ全員で対応します。

 

「ユニット制」「フロア制」が分類される理由

 

平均介護度の違いが、担当範囲に差がある理由です。

 

・特養は、平均介護度が高い
・有料老人ホームは、平均介護度が低い


これら2つを考慮して、介護スタッフがカバーする範囲に差ができました。

 

「ユニット制」は、介護度が高い人をグループ化。

介護スタッフの担当範囲を狭くすることで、迅速な対応ができるよう、工夫された制度です。

 

それぞれの「メリット」「デメリット」をあげてみましょう


ユニット制 / 特養・グループホーム

 

メリット

メリットとしては、全ての居室に対して、距離が近いです。

距離が近いと、以下のメリットがあります。

 


・異音に気付きやすい

 

介護スタッフは、リビングにいることが多いです。
リビングから居室までの距離が近いと、音に気づきやすくなります。

 

転倒があった場合、対応が早くなります。

「咳」や「くしゃみ」にも、気づきやすい。

 


・居室へ駆けつけるのが早い

 

居室同士の距離も短いです。

 

Aさんの介助中、Bさんに呼ばれても、直ぐに対応しやすい。

 


デメリット

一人の介護スタッフが、担当する利用者が限られる。

あなたが、親の状況を聞ける介護スタッフは、限定されています。

 

隣のユニット(担当外)に関して、分からないことが多い。

施設内の介護スタッフ全員が、あなたの親を認識しているわけではありません。

 

フロア制 / 有料老人ホーム・老健

 

 

メリット

ユニット制ほどではありませんが、ユニット制と同じメリットがあります。


・異音に気付きやすい

・居室へ駆けつけるのが早い


デメリット

「ユニット制」と比較すると、居室間の距離が大きいです。

 

大きな建物だと、両端が50メートル以上の施設もあります。

「ユニット制」ほどの、メリットが発揮できません。

 

 

フロア制なし / 有料老人ホーム

 

メリット

介護スタッフ全員が、あなたの親の担当者です。

 

・全員が特徴を熟知
・全員が介助できる
・全員が近況を知っている

 

あなたの親の対応を、介護スタッフ全員ができます。



デメリット

・異音に気付きにくい

・居室へ駆けつけるのが遅い

 

「フロア制」以上に、環境は厳しいです。

 

介護スタッフは、階段移動を繰り返します。
勤務スタッフの疲労度が高い!

 

疲労度が高い分、「集中力」や「丁寧さ」に欠けることがあります。

 

まとめ / 介護スタッフの配置

 

・介護スタッフの配置は「3タイプ」ある
(ユニット制・フロア制・フロア制なし)

 

・「特養」「グループホーム」は、ユニット制

 

・「有料老人ホーム」「老健」は、フロア制

 

・「有料老人ホーム」には、「フロア制なし」もある

 

 

◆メリット◆

・「ユニット制」は、介護スタッフとの距離が近い

 

・「フロア制」は、介護スタッフとの距離が近かめ

 

・「フロア制なし」は、介護スタッフ全員に認知してもらえる

 

 

◆デメリット◆

・「ユニット制」は、熟知している利用者が限定的

 

・「フロア制」は、居室間の距離が大きい

 

・「フロア制なし」は、居室間の距離が大きい上に、スタッフの疲労度が高い

  

介護スタッフの配置に関しては、下の記事でも紹介しています

 

アドバイス

 

個人的には、
・「ユニット制」「フロア制」は、メリット大きい

・「フロア制なし」は、メリット小さい

と評価します。

 

 

「有料老人ホーム」を検討するのなら、「フロア制」採用の施設をお勧めします。

 

「フロア制なし」の「有料老人ホーム」なら、

できる限り「建物が小さい施設」を選ぶと、デメリットが小さくなります。

 

「大きな建物」の欠点は、下の記事で紹介済みです

 

「有料老人ホーム」を探す手順を、分かりやすく紹介しています

 

www.careismylife.com